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先月から実家の高齢猫を引き取ったのですが、感染症の有無や健康状態の確認に動物病院に連れて行ったら猫エイズと診断されました。実家では感染の有無は一度も検査していませんでした。
元々、ウチでは猫2匹飼っているのですが、先生から隔離はもちろんのことエイズワクチンの接種を提案され、先住猫2匹ワクチンを打ちました。
まだ現在進行中なのですが、ワクチンのことから費用のことなど分かる範囲で書いてみました。参考になれば幸いです。
そもそも猫エイズって何?
猫免疫不全ウイルスによる感染症。主に血液や唾液に含まれています。
感染経路としては猫同士の喧嘩による噛み傷が主となります。ただ、先生の話では唾液(体液)での感染もゼロではないとのことでした。人間にはうつりません。
症状・経過について
初めは、元気がなくなり鼻炎や発熱や下痢などの風邪症状やリンパ節の腫れが見られます。
潜伏期は健康状態・年齢・遺伝により異なりますが、3~8週間程、まれにそれ以上の時もあり検査をしても陰性に出ることがあります。1度感染して陽性になると一生ウイルスを持ち続けることになります。
持続感染となる訳ですが、感染後5年~長いと10年は無症状となります。この時期は、他の猫に感染する危険性が高いです。
免疫機能が徐々に抑制されていき、口内炎・治りにくい皮膚病・慢性上部気道の病気・慢性の下痢など腸疾患が現れます。末期は二次感染の発症や腫瘍などによって、最後は死亡してしまいます。
エイズの検査について
検査キットは約10分程で結果が出ます。病院では結果、説明までの時間は大体20分くらいで済みました。今回の検査キットは「キャットラボFeLV/FIV 」というキッドです。
数年前に先住の猫達が行ったのは「スナップ・FeLV/FIV コンボ」です。どちらも、FeLVとFIVが1度に検査できるものになります。
- FeLV…猫の白血病
- FIV…猫エイズ
猫エイズ検査の費用は?
今回の猫エイズ検査自体は診察900円、採血料金500円、FIV検査4,000円で合計およそ5,400円でした。
ただし、他の検便や三種混合ワクチンなども一緒に受けた為、トータルの料金は13,000円を超えています。三種混合ワクチンの料金や詳細はこちらの記事にまとめてあります。
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検査終了後、結果がすぐ出るわけですが、今の実家から引きとった猫は残念ながらFIV(猫エイズ)の陽性反応が出てしまいました。
猫エイズワクチンとは?
このワクチンは、猫免疫不全ウイルス感染症(FIV)のリスクから守る、予防する目的で接種するものです。薬袋には、持続感染の予防と明記されています。
受けたワクチンの名称は「フェロバックスFIV」です。調べた限りでは、これしかないようです。2012年に一度販売停止となったようですが、2013年には製造販売元が変わり現在の会社で再開しています。
猫エイズは完全に予防できるか
調べると完全に予防することは難しいとする意見もあるようですね。
ただウチの猫の時はかかりつけの先生と話をして、隔離をしていても万が一にも接触してしまったり噛まれたりした場合の予防として行いましょうとの経緯に至りました。副作用はもちろんありますが、やっぱり受けるに越したことはないですね。
猫エイズワクチンの接種方法
3週間おきに3回接種し、その後は1年おきに行い経過を見ていくようになります。
今回初めて接種して、上の写真のような証明書をもらいました。
接種後の注意点は?
副作用は早いと15分~1時間で出ますから、しばらく安静が必要です。特に半日は様子を見て下さい。おもちゃで遊ぶことは決してしないでください。
その為にも、ワクチン接種は午前中がおすすめです。調子が悪くなっても午後に病院受診できますからね。
副作用は?
他のワクチン同様に、顔が腫れる・元気消失・食欲減退・嘔吐・下痢などがあります。症状がひどい時はすぐに病院に連れていく必要があります。分からない時は、いつもと違う症状が見られた時点で病院に相談の連絡をするといいかもしれませんね。
他のワクチンにも副作用はあるのですが、他の方の経験談を見た時、このエイズの場合はリスクの観点から接種を勧めない病院もあるようです。
それぞれ医師の判断によるのかもしれませんね。
猫エイズワクチンにかかった費用
かかりつけの病院は、猫FIVワクチンが5,000円でした。診察料が700円で、計5,700円です。消費税込みで6,156円です。こんな感じです。
うちの猫は2匹ですから、単純に×2となります。ワクチンは基本、保険対象外となります。ですから、接種するにはそれなりの料金がかかりますね。
まとめ
ここまで、ワクチンやエイズについて説明してきましたが、1匹又は室内飼いの場合は感染リスクが少ないので、ワクチンの必要性は低いです。あくまでワクチンは多頭飼いでエイズの子がいる時や外に出る子に必要になるものです。
副作用のリスクがあるのも事実ですから、接種するべきかは医師と相談することが必要でしょう。